10月31日、寿保育園、
12月14日 介護施設エスペーロ

2011年のうちに、2件の公演を行いました、座・どてかぼちゃ。

毎度のことなんですが、いろいろとアクシデントが発生します。
前もってわかっている代役騒ぎあり、当日の急な変更あり……
毎回気が抜けません。

詳しくは、「続きを読む」から。


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寿保育園は、フルメンバーで行くことができました。
つまり、前回の加賀幼稚園と同じにやれるはずだったんだけど。

今回は前説を要求されたわけですよ。つまり、
「みなさんこんにちは~」から始まり、手遊びなど、
観劇会へこどもたちの興味を引き付ける前哨戦を担当する人なんですけど。
いつもは、そういうのは先方がやってくれて、単なるご挨拶だけっていうことが多いんですが。

これに手をあげたのが、ルナちゃん。
こういうの大好きで、いつかやってみたかったと。
立候補ならありがたい、ぜひどうぞ……と思ったのですが、

実はここだけの話
ルナちゃんは冒頭の、覆面ドロボー役もやっています。
ドロボー役をやってから、大早変わりしてルナちゃんになっているんです。
だけど前説はドロボーでやるわけにはいかないので、今回はドロボー役を
シーリングを担当している演出さんがやることになりました。
それはとてもイイことなんですが、最後に全員そろってご挨拶をするのに
一人だけ出られないことになっちゃいます。
ドロボーが出ていたら、子どもたちみんな「ドロボーいるよ!」って教えてくれちゃうでしょうからね。

ということで、演出さんは考えた。
「ラストだけ、村長の奥さんとして出るわね。」
村長というのは私のことですが。

へ? 奥さん??

急に奥さんが現れた村長は、しどろもどろになって、奥さんの尻にしかれてるキャラになりました 
おかしい、知識のある立派な村長だったはずなのに・・・。



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そして、エスペーロ。
こちらにうかがい始めて、もう4~5年になります。
毎年お声かけてくださって、ありがたいことです。

ところが今回は、村人男バルッセオが都合で出られません。
公演日までに時間があったので、
村人女マリア → 少年マオ → バルッセオ、というように、
繰り上げ代役で練習してきました。

役者が変わると、役の解釈が変わることがあります。
その役者さんの持ち味で、変わらざるを得ないこともあります。
時間には余裕あったにもかかわらず、直前までセリフも動きも試行錯誤して、
新しいマオ、新しいバルッセオを作り上げました。
彼らに影響されて、そのほかの役も変わってきます。
本番直前の練習日は、意見交換も活発で大変面白かったです。

村長(私)のキャラは変わらないんだけど、今までは子どもたち相手だった
のに対し、今度は私たちより年上の、人生の先輩たちがお相手で。
このお客さんに喜んでもらえるような言い方、台詞、しぐさ、表情。
直前まで悩んでました……。


いざ本番中、出演者一同が思ったこと。


       なんかアドリブが多くない?


実は、上に書いた繰り上げ代役の結果、「村人女マリア」役がなくなってしまったのでした。
彼女がしゃべる決まった台詞はないんですが、村人たちが「ワイワイ騒ぐ」「文句を言う」「みんなで笑う」
「ざわめく」などのシーンでは、一人少ないだけでやたらと静かな気がした、らしいんですね。
それで焦った役者さんたち、いつも以上にアドリブをかましてしまったというわけ。
結果、それぞれが余分にしゃべりつつ、それぞれが「今日なんかアドリブが多い」と
悩んでいたらしいです。アドリブが多いと、何か自分に降りかかってこないか気になっちゃったり、
思わず聞こうとしちゃったり、タイミング狂わしそうになるんですよね。
みんなドキドキしながら演じていたかと思うと、オカシイ



そんなこんなの2公演で、今の作品になってから3回目の上演でした。


2月3月には4回の公演がすでに入っています。ありがたいことです。
たくさんの笑いをお届けします